焼き茄子と黒オリーブのパテ
この夏は、これまでにないくらいせっせと"焼き茄子"を作って食べています。
ほんのり温かい作りたても良し、ひんやり冷やしてからいただくも良し。
今日は、焼き茄子にひと手間加え、ワインに合う前菜に。
皮を剥いだ焼き茄子はラフに刻み、黒オリーブペーストをたっぷり合わせて再び火にかけ、水分を飛ばし塩胡椒で味を整えます。
食感と彩りのアクセントに枸杞を入れましたが、甘酸っぱさが加わったのも成功でした。
"Caviar d'aubergines aux olives noires."
「黒オリーブ入り茄子のキャビア」
という異名もついている南仏のパテにヒントを得ました。
何故キャビアかって?
茄子の白い種が見えますでしょう?
このプチプチがキャビアなのです。
口悪く「貧乏人のキャビア」と呼ばれたりもする、気取りがないビストロの定番メニュー。
アンチョビやケイパーを加えた、よりタプナードに近い作り方もあります。
茄子の皮をしっかり焦がした香ばしさが、最高の調味料。あれこれ香辛料を足さなくても、充分な味わいに仕上がりました。
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