焼き茄子と黒オリーブのパテ

この夏は、これまでにないくらいせっせと"焼き茄子"を作って食べています。

ほんのり温かい作りたても良し、ひんやり冷やしてからいただくも良し。

今日は、焼き茄子にひと手間加え、ワインに合う前菜に。

皮を剥いだ焼き茄子はラフに刻み、黒オリーブペーストをたっぷり合わせて再び火にかけ、水分を飛ばし塩胡椒で味を整えます。

食感と彩りのアクセントに枸杞を入れましたが、甘酸っぱさが加わったのも成功でした。

"Caviar d'aubergines aux olives noires."
「黒オリーブ入り茄子のキャビア」
という異名もついている南仏のパテにヒントを得ました。

何故キャビアかって?
茄子の白い種が見えますでしょう?
このプチプチがキャビアなのです。

口悪く「貧乏人のキャビア」と呼ばれたりもする、気取りがないビストロの定番メニュー。

アンチョビやケイパーを加えた、よりタプナードに近い作り方もあります。

茄子の皮をしっかり焦がした香ばしさが、最高の調味料。あれこれ香辛料を足さなくても、充分な味わいに仕上がりました。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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