お酢がおもしろい!

ヨーロッパでお酢と言えば、ワインヴィネガーがもっとも一般的。

ちょっぴりこだわり派には、フランスのシャンパンヴィネガーやイギリスのモルトヴィネガー、イタリアのバルサミコヴィネガー、日本のライスヴィネガーも支持されています。

私は、もうちょっと変化球モノを探求し、これまで惚れ込んで愛用してきたものには、桃・トマト・トリュフのお酢があります。

そして、最近見つけて気に入っているのはコレ。
エルダーベリーフラワーとレモンのお酢!
レモンのツブツブもう入っていて、ジュース感覚の美味しさなのです。

スライスしたフェヌイユにたっぷり振りかければ、ヴィネガーがフェヌイユの苦味をまろやかに包み込み、高貴な香りを一層引き立て…
1ランクも2ランクも上のサラダの出来上がり!

前菜にたーっぷり。
大きなフェヌイユのバルブ1つ、あっという間に食べられちゃう美味しさです。

ペリゴール地方とサンセール地方のシャビニョール、2つのシェーブルチーズとも相性抜群。

私のひと工夫は、シャビニョールの方に、エルダーベリーのジェリーを添えたこと。

エルダーベリーの花はお酢に、実はジェリーにと、双方がそれぞれに個性的な変身を遂げ、お皿の上で素敵なマリアージュ。

ペリゴールのシェーブルは、真ん中にフィグが詰まっているもの。
デザートのような可愛いお味で、これまたフェヌイユの苦味とお互いに引き立て合うのです。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000