チーマ・ ディ・ラーパ、好き!

先日お話ししたプンタレッレに並んで、このチーマ・ディ・ラーパもイタリア南方の定番冬野菜です。

ブロッコリー同様、菜の花科の植物ですが、ご覧の通りブロッコリーよりも硬くて大きな葉が特徴的。より菜の花に似た姿をしています。

硬い茎葉を捨ててしまって、ブロッコリーのように中芯の蕾(葉に覆われていて見えませんね!)だけを食する地域もあると聞きましたが、もったいない!

可能な限り「一物全体」をいただくのが、私の方針です。

プーリア地方でも、茎も葉もザクザク刻み、クタクタになるまで煮込む料理に多く出会いました。

そのうちのひとつが、プーリアの名物パスタ"オレキエッティ"のソースにするもの。

今回は、色濃く硬い葉先の部分を柔らかく煮て、フードプロセッサーにかけ、パンチエッタを加えたパスタソース。
贅沢に、濃厚ソースたっぷり!に過ぎたかも…もう少し濃度を低くした方が、色合い的にも良かったかしらん?という感想です。

中芯の花蕾は柔らかいので、サッと塩茹でし、擦り胡麻を振ってシンプルに味わいます。

大〜好きですが、アクが強いので食べ過ぎには注意。

シーズン中にもっと!と欲が出るものですが、次回の購入まで間隔をあけるようにしています。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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