ウニのパスタが食べたくて

先日、友人とお食事をしましょうと店選びをしていた際、この国では珍しくウニのスパゲティが食べられる(冬季限定メニュー)というイタリアンレストランを検討しました。

すっかりウニ気分になったところで、マイナスのレビューを少なからず目にし、迷ったあげく見送り。
ウニの気分は盛り上がったままに…

シェフ向けの大型業務用スーパーに行けば、生きたOursins=ウニが手に入りますが、ご存知の通りヨーロッパのウニは空洞ばかりで身が小さいのです。

よっぽどたくさんのウニの殻剥きをしないことには、パスタソースにする程のウニを確保出来ないことは体験済み。

そこで、アイスランド産ウニの缶詰を買ってきて、念願の(?)ウニパスタです!

ウニにはスパゲティを用いるのが通常ですが、今日の気分は大らかな平打ちパスタ。
タリアテッレで作りましょう。

クリームを使わず、エシャロットとイタリアンパセリという名脇役にアクセントを貰って、あっさりとウニ風味を味わうお皿になりました。

日本の一般的なウニとは、色モ形も違っていますが、ウニ欲を満たすには充分な存在感。

身がぷっくりと大きく、濃いオレンジ色をした雌の身が、ことさらに贅沢な美味しさです。

見送ったイタリアンレストランでは、どんなウニスパゲティがいただけるのでしょう。

モノは試し。
近いうちに行って、自分の目で&舌で確かめてみたくなりました。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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