ケールのミネストラ

ヨーロッパでは、日本よりも普通に、どこにでもケールが売られています。

フランス語圏では、シュー・ケール。
キャベツを意味するシューの語が付いていますが、実はシュー・ケールこそ、シュー=結球タイプのキャベツのご先祖さんなのです。

日本で見かけるケールよりも、緑色が薄め。品種というよりは、大地や水のの成分の違いによるものではないかしら?

茎や葉脈ばかりでなく、葉の部分も相当硬いので、長時間煮込む料理法がほとんどです。

私は、ラルドンやブイヨンの素を使わず、良質のオリーブオイルとニンニク1片だけを加えてコトコトやるのが好き。

ゆっくり気長に、ケールの持ち味を引き出してあげる…
というより、ケールの持ち味が出てくるのを、のんびりと待つと言いましょうか。

地味でありながら慈味がある、お精進のスープです。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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