ワインのお話をしましょう

前回先送りにした、 ヴァン・ ジョーンのお話をしましょう。

Vin jaune, 黄色いワインという意味です。

JURA 地区独自のワインで、ブドウはソーヴィニョン種。 
ブドウジュースの表面が産膜酵母で覆われた状態で、6年間も樽熟成されるもの。

枯れた風味、枯れた色合い、そこにまろやかな酸味と渋味、深〜い旨味が醸される高級ワイン(お値段も💦)です。

同じ JURA 地区の季節限定スペシャルチーズ Mont d'Or とのコラボで、贅沢を2乗する食べ方がその土地に生まれるのも納得。

さて、Vin jaune のウンチクはこれまで。

私が昨日、モン・ドール・ショーに合わせたのが、JURAのヴァン・ジョーンかと言えば、実はそうではないのです!

信頼のおけるワイン屋さんで、「今夜はMont d'Or chaud を食べるのだけど、やっぱりJURA のワインが良いかしら?他にオススメはある?」と尋ねたところ…

「うちは、ヴァン・ジョーンは扱っていないけど、同じ作り方をしたアルザスのものがオススメだよ!」とのこと。

それが写真のワインです。

白ワインですが、オレンジ色に近い黄味がかった色をしていますでしょう?

アルザス特有のSYLVANER というブドウを使い、産膜酵母で覆い長期間樽熟成する手法を用いているのです。

ワインにご興味がない方には申し訳ない!

ですが私自身は、天然農産物であるワインにも、食物・料理と同様に興味が尽きないのです。

特に、作り手さんの情熱が感じられるものには、ゾッコン惚れ込んでしまいます。

ワイン屋さん曰く、「こういう味が好きな人、少ないんだよね〜」でしたが、私は大好き!

出会いがあれば、是非試してみてください、オススメします!

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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