季節限定モン・ ドール・ショー

フランス(一部はスイス)JURA (ジュラ) 地区名産のMont d'Or (モン・ドール)は、9月10日〜5月10日の涼冷な時期にのみ流通が許されるチーズ。

現地ジュラの人々に倣い、容器ごとオーブンで焼く"Mont d'Or Chaud " にしていただきます。
*chaud はフランス語で「熱い」の意。

数箇所にニンニク片を押し込み、中央をくり抜いてヴァン・ジョーンというジュラ地区の白ワインを垂らすのが基本ルセットですが、思いつきでセージの葉をのせてみました。

木枠が焼け焦げるのもオツなものかしらん?

けれど、ボヤを出したら大事なので、不細工ですがアルミハクで覆うことに。

モン・ドールのなかで最も小さい500gサイズですが、180〜200℃のオーブンで40分も焼いて、とろっとろに仕上げます。

現地では、皮ごと茹でるか蒸したジャガイモを添えて供し、各人がフォークに刺したお芋にトロトロを纏わせて食べるのが一般的。チーズフォンデュやバーニャカウダのように、家族や友人とワイワイいただく料理です。

今夜は、これをメインディッシュとしましたので、ジャガイモだけではチト寂しい。。。

そこで、皮ごと茹でたジャガイモの他に、茹でたシュー・ ブルッセル(芽キャベツ)、生のフヌイユ(茴香)、生のジャンピニョン・ド・ パリ(白いマッシュルーム)、そして味噌漬けにして炙った鴨も添えました。

まさか、500gのチーズを家族2人だけで食べ切るとは思いませんでしたが、なんのなんの。。。

底のお焦げまで余さずこそげ、ペロッと完食!

昨年JURA 地区を訪れたばかりですから、旅の思い出・その光景を思い描きつつ、心まで満たされる晩ご飯となりました。

言わずもがな、合わせるワインはJURAのヴァン・ジョーン!が現地流ですが…

話が長くなりますので、それはまた次回ご紹介させていただきますね。 

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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