シュー・ ファルシの季節
町じゅうに、Noël! Christmas! Fête! の 文字が溢れ、普段は静かなルクセンブルクもフェスティブなムード。
この時期、お肉屋さんの惣菜コーナーに登場するのがコレ。シューサヴォアに挽き肉を詰めて煮込むフランス家庭料理の定番、シュー・ファルシです。
硬く結球したシューサヴォア(ちりめんキャベツ) の葉と葉の間に手を入れて、丁寧に1枚ずつ拡げるのは、神経を遣う作業。ちぎれないよう、切り落とさないように、丁寧に慎重に。
丸ごと茹で、葉が柔らかくなってからは、ぐっと扱いやすくなります。
トマトソースと挽き肉等、ハンバーグ同様の材料を混ぜてファルスを作り、葉と葉の間に詰めていきます、中芯部から順に、外側にむかって1枚ずつ。
最後の1枚まで詰め終わったら、元の丸いキャベツ型に整え、布巾で包んで4時間ほど煮込みます。
味付けはシンプルに、ローリエとオリーブオイル、塩胡椒だけ。
煮汁に新たにトマトソースを加えて調味し、ソースをかけていただきます。
ダイナミックな姿とは裏腹に、甘くとろける優しいお味。
シューサヴォアあっての料理です。
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