スローフードお料理教室

ルクセンブルクスローフード協会会長シルヴィーの御自宅にて、個人的に催して下さる料理教室に参加するのは2回目。

まずは、アーティチョークとタコの温かいサラダにレモンのコンフィを添えた1皿から。

タコは生から茹でるし、 レモンはイタリアのセカンドハウスの庭でのびのび育ったもの。。。と、 初っ端からスペシャルがいっぱいで、本当に嬉しくなります。

メインはコック、雄鶏です。
骨をのぞいてクルクルっと巻き、ストウブ鍋にワイン1本、カリン、ニンニクを入れて低温オーブンで3時間。
1人分ずつ切って、サヴォイキャベツで包み、カリンの風味溢れるソースをかけていただきます。

この鶏がなんと!
シルヴィーのお義父さんが持て余していた土地をファームにし、100%放し飼いで育ったというのですから…
世間でいう「スローフード」の域を超えていますね、もはや。

デザートは、栗たっぷりのフォンダンショコラにクレムアングレーズ。

チョコレートは、ミルク無添加、Bioであるのは当然のこと。産地とカカオの種類、さらにフェアトレードであるか否かまでこだわって選ぶそう。
小麦粉を加えず、栗のピュレ(ある程度の砂糖含有)とバターに卵、原材料は3つだけ。

クレムアングレーズに使った牛乳は、地元のファームから毎朝絞りたてミルクを買ってくるもの。
パスチュライズもホモゲナイズもしていない、農家の家族だけが飲めるレベルの、レア且つ極めて自然なミルクです。

調理に使うオリーブオイルは、トスカーナに所有するオリーブ畑で自然栽培し搾ったもの。
これがまた、最高に美味しいの!

夢のような彼女のライフスタイル、その話を聞くだけでもウットリ💓

そして、本物の底力を持ったお食事は、真の意味で心身を養うエネルギーを持っていると感じます。

もっともっと丁寧に暮らしましょう。
もっともっと環境に優しい暮らし方を選択しましょう。

その思いを強くし、幸福感に満ちて帰って来ました。






料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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