モン・ サン・ ミッシェルのムール貝

いよいよ旬を迎えたムール貝。
店頭に、牡蠣かムールか!と両者を並べ、てんこ盛りで売られているのを目にします。

中でも、モン・サン・ミッシェル産のムール貝は特別扱いで、フランスの他の地域やオランダ、ベルギー産の2~3倍の値段がついています。

そもそも我が家は、あまりムール好きではないので、シーズン中に1度、クォリティの高いものをいただけば充分。

それも、アレンジを加えないもっともクラシックなムール・マリニエーレ。

Moules Marinière は、フランス語の教科書にも出てくるほど典型的なブルターニュ地方の自慢料理。

ベルギーではビールで蒸しますが、フランス流には白ワイン蒸し。最後に、軽いフレッシュクリームが加えられることもあります。

ムール専用ポットで数分蒸して、貝が口を開いたら出来上がり。ポットごとテーブルへ運びます。

ポットの蓋をひっくり返して、空いた殻を放り投げていくのが本場スタイル。
チャッチャッと軽快なリズムで貝が触れ合う音は、ヨーロッパの冬の風物詩ともいえるでしょう。

ムール・マリニエーレには、100%と言って良いほどフリッツ!これは欠かせません。

日本でフはレンチフライと呼ぶタイプ、細く切って油で揚げたジャガイモが相性抜群です。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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