白トリュフをもう一度
夕べと同じ"スローフード発祥の地"Bra にある、別の人気トラットリアにて。
100周年記念メニューと謳っていましたが、結局は地域の産物で作られる伝統料理が並びます。
黄色いスープは、カボチャのように見えますが、これは赤いレンティル豆(レンズ豆)の色。豆の粒感なく、滑らかに裏ごしされています。
そこに、ぷちぷちクランキーな食感の黒米とフレッシュチーズ。
食感と色合いまで…よく計算されている一品。
フランの方こそカボチャです。
中にもソースにもパルミジャーノ・レッジャーノがたっぷりで、見た目より濃厚で塩味も強く、「北の味」といった感じ。
パルミジャーノ・レッジャーノは旅の前半に訪れたパルマ=エミリア・ ロマーニャ州の産物ですが、ここピエモンテ州の伝統料理にも多用されています。
仕上げは、地域の特産パスタであるタヤリンに、白トリュフをたっぷりスライスしたもの。
期間限定、しかも現地でなければ手が出ない高価なアルバ産白トリュフですから、この機会を逃してはならじ…と、欲を出しました。
官能的なアロマティーク…
この香しさをしっかと記憶にとどめておきたくて、セコンドピアットもデザートもスキップ。
そういえば、此処ピエモンテはイタリアを代表するお米の産地のはず。
ですがこれまで、メニューにリゾットを見かけないのは、何故かしらん?
そろそろお米が恋しくなってきました。スープに浮いていた黒米でなく、うるち米が。
次のトリノに期待しましょう。
0コメント