ザクセン食器にポタージュを

ドレスデン出身の友人がシリーズで持っている、ぽってりした食器。

カラフルなのに何処か素朴で、持てばずっしり重たいの。

聞けば、「私の地元の焼きものなの」と言うので、この度のドレスデン旅行で、ショップを覗いてみました。

「ドレスデンに行ったなら、そりゃ〜マイセンでしょう?」と言われそうですね!

ですが、マイセンには気に入ったものが見つからず、結局これらを購入して来たのです。

よくよく調べると、ポーランドのブランド。
それも不思議ではありません。ポーランドとドレスデンは、その昔ともにザクセン王国の一部(正確には、ザクセン王がポーランド王を兼ねた)だったのですから。

早速使ってみたくって、今夜はポタージュ。

ポワローとナヴェ(蕪に似ています)を昆布と鶏のお出汁でコトコト柔らかく煮た甘〜いスープ。
クリームの代わりに酒粕を加えることで、得も言われぬコクと風味が生まれます。

身体の芯から温まる野菜のポタージュは、素朴な器にぴったり。

そして、今日のような冷たい雨の日にぴったりの前菜です。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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