日本の秋に思いを馳せて

毎年秋になると、1度は食べたい栗ご飯。 
いかにも日本の秋の風情で、郷愁の感に駆られます。

昨日のスペルトリゾットの為に剥いた栗。せっかく手間をかけて剥くのだから…と、日本の栗ご飯の為にとっておきました。

毎日の家庭料理は、連続と展開が楽しい営みですね。

本当は、土鍋で美味しく炊き上げたいところですが、この国のキッチンは電気(IH ではない)のプレートが熱源なので、底面が小さく斜めにそり上がる形の土鍋は、熱伝導が悪いのです。

というわけで、仕方なく電気炊飯器ではありますが、お焦げもたっぷりできて、なかなかの炊き上がりです。
いただきものの貴重な茗荷を刻めば、まるで日本にいるかのよう。

かれこれ30年近く我が家では、おかずをつまみながらお酒をいただいて、最後にご飯とお吸い物で〆るといった呑兵衛スタイルで食事をする習慣。

それゆえ、和食の基本である一汁三菜が同時に食卓に並ぶことはないのですが、遊びでイメージ写真を作ってみました!笑
まぁ、こんな感じでいただきました。

肉じゃがを作った(=食べる)のは、実に2年半ぶり。
やっぱり美味しい〜!

芽かぶ(乾物を戻して)とキノコの酢の物も、日本では日常的に食していた馴染みのおかず。

地味ながら胸に沁みる"おふくろの味"にホッコリ。心まで温かく緩みます。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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