火入れが命の鴨胸肉

すべての肉料理に言えることですが、こと鴨調理においては、ロゼに仕上げる火入れが大切。
焼き過ぎればパサついて興醒め…だからといって、ナイフを入れた時に血が滴るようでは、これまたがっかりですね。

ここが腕の見せ所。
知識と経験、勘…そして芯温計を用いて、細心の注意を払います。

前菜をいただく前に、皮目を中心にポワレし、アルミハクに包んで低温のオーブンで保温します。

いざメインディッシュ!という段に、芯温が55℃程度になるよう管理できれば、大成功。

焼いて苦味が増したトレビスと、セップ(ポルチーニ)茸を贅沢に姿焼きした付け合わせも上出来です。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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