おふくろの味、わたし流

説明不要、一目瞭然ですね。
昭和10年代生まれの母が、毎日のように作ってくれた普段のおかず達は、この歳になってもなお、すーっと身体に馴染む気がします。

今では、私の方が美味しく作るわ!などと生意気なことを思ったりもしますが。

長ひじきは、水戻しせず、梅干しと梅酢を入れて煮るのが私流。ふっくらと甘く仕上がりますゆえ、お試しあれ。

母の肉じゃがは、たいてい豚こま切れ肉でしたが、私はよく、牛こま切れ肉で薄味仕上げにしたものです。

いずれにせよ、ホロリと煮崩れる小間切れ肉は、ここでは手に入らないので、ならばいっそ…と、骨付き鶏肉を使い、存在感ある鶏じゃがに。

こっくりと煮詰めれば、身の引き締まった肉がホロッと骨から離れるのも、嬉しい味わいの一つです。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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