プーリアの味、再現

スローフードの聖地、イタリアはプーリア州の旅で虜になった豆料理は、数知れず。

旅行中に見つけられなかった乾燥空豆は、帰宅後ネットでお取り寄せしましたの。

今日は、空豆のスープ zuppa di fave を作りました。

1昼夜水戻ししたfave を塩茹でし、皮を剥きます。
旅行中に探して買い求めた"野菜ストレーナー"でくるくると漉し、ピュレ状に。

これが、けっこう力の要る作業!
力持ちの名助手不在中に取り掛かったことを、一瞬後悔するほどでしたが…💦

ピュレを鍋に移し、飲みやすい濃度になるまで水で薄めつつ温めたなら、ブラックペッパーで味を引き締めて出来上がり。

ブイヨンの類いを用い、旨味を添加したりしない潔さが、プーリア流と言えるかも。

そうは言っても…
仕上げに、香ばしく焼いたラルドとハーブクルトン、フィノッキオの葉先をトッピングするのが私流で。

慈味深い素朴なお味は、命を養う「食」への感謝の気持ちを呼び起こします。
料理サロン Ku-La Kamakura

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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