イタリアンたんぽぽ

このところ寒の戻りがあり、氷点下の気温になったり、雪がチラついたりもするルクセンブルク。

ですが、着実に春の足音は聞こえていて、陰陽五行論に云う"肝"の季節に入っているのを感じます。

肝を養うには、苦みのもの、酸味のものを適度に摂取するのが宜しいのです。

理屈を知らなくとも、自ずと体がそれらを求め、自然界にもそれらが出てくるのですから、不思議でもあり道理でもあり…。

マルシェには、イタリアから来たたんぽぽの葉。
ヨーロッパの、苦味野菜の代表選手です。

食用のイタリアンたんぽぽには、 茎が赤いものと緑のものがあるので、ご丁寧に『緑のたんぽぽ』という名前がついています。

レモンオイルで爽やかな酸味を足したなら、タリアータの脇にどっさり盛り付けていただきます。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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