今日の晩ご飯 27/02/2019

食探訪がプーリア旅行の主目的だっただけに、帰ってから郷土料理を再現してみることも、お楽しみのうち。

代表的な郷土料理、オイル煮した緑の野菜cicoria を添えたfave豆のピュレー。今日はfave 豆 に代えて、現地で買ってきた庶民の豆cicerchia で。

乾燥豆は1昼夜たっぷり時間をかけて戻し、2時間ほど茹でます。
後から知ったのですが、水戻しする前に、Lecce エリアで 採れる硬い石で叩いて、皮を剥いてから茹でるのが現地流だそう。

そうとは知らず、茹でた後もなお硬い皮に往生しましたが💦結局、手作業でひとつひとつ取り除く羽目になりました。

少量ですから、使い慣れたフードプロセッサーやすり鉢を使えば簡単なところ、現地で買った野菜マッシャーを使ってみたくて…くるくるとハンドルを回してピュレーの完成!

現地でチコリアと呼ばれていた野菜は、ルクセンブルクではシコレア カタローニャあるいは、プンタレッラという名で売られていることが多いもの。

中心の部分は、お気に入りのオイルをかけて、生のままポリポリいただくのが好き。
ちょっと重たい料理の口直しに最適な上、春の苦味という意味で、この季節に摂りたいデトックス食品としても期待できると思います。

外側の硬い葉の部分をちぎって、オイル煮すること30分。必要に応じて水を足しながら、くた〜っとするまで良く煮込みます。

この長い葉をスパゲティのようにクルクルとフォークで巻きながら、豆のピュレーを纏わせて食べるのが流儀。

料理中もお食事中も、現地の風が窓から吹き込んでくるよう。
スローフードの聖地プーリアは、反芻的に幸せを感じさせてくれています。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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