プーリア食探訪の旅 Ⅳ
農業、漁業、酪農…
プーリアの食材は実に豊か。
ここでのお食事は、ふんだんな自然の恵みをシンプルに薄味でいただくスタイルが多いことに気付きます。
初めのおつまみには、鰯のつみれのようなふんわりとしたフリットに、自家製アンチョビのブルスケッタ。
続く大好物のカルチョーフィは、期待をはるかに超えた大きさ&柔らかさ!
塩鱈のフライはあくまでもミルキーでとろんと甘く、カボチャのピューレとぴったり合っています。
この店は、 ロングパスタよりショートパスタがお得意のよう。
パッケリのソースは、イシモチとフルーツトマトのラグー。
リガトーニの方は、牛肉をほろほろに崩れるほど長時間煮込んだソース。
どちらも、一口目にはちょっぴり肩透かしを喰らうほどに薄いお味なのに、食べ進めるうちに、これでいいのだと腑に落ちる…全て計算されているかのようでした。
お口直しは、マンダリンオレンジのソルべ、こちらももちろん地の果物です。
何もかもが、地元の素材を丁寧に拵えたもの…なんと贅沢なことでしょう!
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