宴の人気者たち

大人数のパーティーで出会ったご夫妻と、「もっとお喋りしてみたい!」「一緒にご飯食べたい感じ」という印象をお互いに持ち、3週間後に実現したお食事会。

そんな、まだ余り親しくない方をお招きする際には、気軽な居酒屋さん的雰囲気でもてなすに限ります。

いつものように、お袋の味系おばんざいと、手の込んだ職人系の酒肴。種々織り交ぜバリエーション豊かにつまんでからの、"たこ焼きパフォーマンス&体験会"。

ワイワイ焼いてハフハフ頬ばれば、あっという間に打ち解けることができますから!

落ち着いたところで、ジューシーな鴨の出番…。

表面を炙ってから味噌床に漬けておいたシャラン産カナールを、頃合いを見計らって温めサーブします。

付け合せは、スペインのパドロンぺパーをこんがり焼いて、しし唐風に。

美味しい〜! の声と共に、小気味良いテンポで箸がのび、あっという間にお皿がきれいに空きました。

ゲストとの会話を存分に楽しみたいし、納得いく料理を供したいし…。

それらを両立する為には、当日現場での作業量が少ないメニュー選びが重要なポイント。

その点、炙る⇒味噌漬け⇒温める(だけ)の肉料理は都合よく、私は頻繁に用いています。

何より、どのゲストも後々まで「あの美味しさは忘れられない!また食べたい!」と言ってくれるのが嬉しくて。

17時半から飲み始め、ふと気付けば0時半。

お開きの頃、第1回目に回した食洗機が仕上がり、後片付けがサクサク進むのもまた、気持ちが良いものです。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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