今日の晩ご飯 7/6/2018

本格的に夏らしくなってきた今日この頃。

アスパラガスの季節もそろそろ終盤、「もう1度、あともう1度…」と、食べ納めにかかっています。

先日作ったホワイトアスパラガスの冷製スープは客人に大好評でしたが、料理人本人としては、豆乳の割合が多すぎて物足りなく感じたのが正直なところ。

今日は、23本を2人で食すという豪華版にしてみましょう。

茹でたホワイトアスパラガスをミキシングし、シノワで濾したジュを泡立てて、贅沢なソースに仕立てます。

ここで、ルクセンブルク人が「フランス料理とちょっと違うのよ」と得意気に語るときのお約束を思い出しました。料理に白ワインを使う替わりに、お国自慢のクレモン ド ルクセンブールを使うのです。

ちょっと可愛いこだわりですよね?

ということで、今夜のアスパラガスソースには、夕べ飲み差しのプロセッコを入れて、濃厚なアスパラ香に華やかさと軽やかさを添えましょう。

合わせたのは、サーモンとリコッタチーズを包んだイカスミのトルテリーニ。

色合いの対照から発想しましたが、シーフードの香りと土臭さの融合も宜しくて、生命力溢れるお皿となりました。

この季節を待ち構えて、大量に消費するヨーロッパの人々。
アスパラ専用のピーラーが当たり前に売っていて、これが結構な優れもの。
まな板不要、宙でアスパラを挟んで、シュッシュと削ぎますが、刃に皮が詰まりにくく快適で、様々な太さのアスパラガスに対応できる工夫もされています。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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