久々にカヌレが食べたくなって

Cannelés bordelais
フランス、ボルドー地区発祥のお菓子“カヌレ"です。

表面は焦げる寸前までしっかりと焼き上がり、中はむっちりしっとりモイスチャー。

甘さ控えめ、ラム酒が香るカヌレは、小腹が空いた時の手軽なおやつに良いですよね〜独特の食感も大好きです💓

フランス各地を散策中、「ちょっとお腹が空いたな〜」という時には、街のどこにでもあるブーランジュリやパティスリでカヌレを買ってつまんだものです。

PAUL のような大衆的パン屋さんのものでも、充分満足できる美味しさでしたっけ。

懐かしくって、フランスのサイトを参考にしながら、"私流ひと捻り"を加えて作ってみました。

やっぱり美味しい、そして懐かしい💕

ちょっぴり胸が熱くなる、カヌレ・ボルドレです。

どこが「私流」か?
フランスのルセット(レシピ)には、カヌレ型にcire d'abeille つまりミツロウを塗ってから生地を流すようにとあります。ミツロウが、カヌレ独特の表面のツヤを作るそうです。

知りませんでした。
あの艶は、シュガーコーティングかと思っていましたから!

ですが、他に使い回す予定がない食用ミツロウを、わざわざ買うのは躊躇され、オリーブオイルで代用することにしたのです。

それでもやはり、ミツロウを使わないことで、風味に大きなマイナスが生じないとも限らない…。

そこで、ハニー感をプラスするために、甘味の一部を蜂蜜にしてみたというわけです。

それもフランス・トゥールーズの特産品、貴重なスミレの蜂蜜を!

焼き上がって半日、お味が落ち着いてくると、ほのかにスミレのバイオレット香が感じられるような気がします💜

なんとも贅沢な、手作りカヌレになりました。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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