グロンプルッキッシュルッシャー
ルクセンブルク人にとって、なくてはならないもの。誰もが、子供の時から日常的に食べて育つもの。
そう、彼らのソウルフードではないかしらん? と思っているのが、このグロンプルッキッシュルッシャーです。
現地のお友達にお願いして何度も発音してるもらい、ようやく覚えたこの名前(カタカナで書き表すには限界がありますが…)。
名前は複雑ですが、実体は至ってシンプル。すりおろしたジャガイモに玉葱、シャロット、卵を加え混ぜて、丸く成形して焼くだけ。フランス語で表記される場合は、ジャガイモのガレットと書かれることが多いです。
手元にあった紫色のジャガイモは、皮を剥くと黄色味を帯びていて、一般的なものよりでんぷん質が少ない品種のよう。サラッとしているので、うまく結着するかしらん?と心配でしたが、難なくまとまってくれました。卵も入りますしね。
家庭やレストランでは、りんごジャムを添えて甘酸っぱく食べるのが伝統的スタイルですが、お祭りなどの屋台には、塩味のフィンガーフードとして売られているのも見かけます。
私は塩味系が好き、ビールに合いますもの。
もっとも、ルクセンブルク人の友達に「塩・胡椒+マスタードで食べるのが美味しいわ」と言ったなら、「ネー」(ルクセンブルク語のNo) と、否定されましたが!
焼き立てのグロンプルッキッシュルッシャーに、ジェレ ドゥ ジャンボン(薄切りハムのゼリー寄せ)。
いかにも、ルクセンブルクらしい組合わせです。
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