サンセバスチャンの味

久しぶりに作りました、<ピメント ピキージョ レジェノ デ バカラオ>

スペインのナバラ産赤ピーマンに、鱈のクリームを詰めるこの料理、昨年サンセバスチャンを旅して以来、私のレパートリーに加わりました。

バカラオ=干し鱈を1日半かけて水戻しし、柔らかく煮てすりこ木で潰します。同時にジャガイモを牛乳で煮ておき、バカラオと合わせクリーム状に練り上げればフィリングの完成。

ナバラ産の赤ピーマンだけがその名を名乗れるというピメント ピキージョ。
薄皮を剥いた後は、ヌルヌルと滑って扱いにくいので、破かぬよう注意深く!

フィリングをそっと詰めたなら、オリーブオイルを回しかけてオーブンで温めます。

ソースもまた、ピメントを生クリームで煮たものが定番…
香りはピリッと引き締まっていながら、お味は甘くまろやかなのが不思議な魅力です。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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