山ふきの翡翠

初春、庭に出た蕗の薹を摘んだ後は、細く小さな野ぶきを甘辛く煮て、"きゃらぶき"作りを何度となくしました。

"愛知の早生ふき"が出てくると(スーパーで見慣れた丈の長いタイプです)、あごだしと醤油で煮たのが2回ほど。

そして今回は、熊本県産の"山ふき"。

山ふ(ぶ)きといっても、野生種のそれを、手をかけて栽培したものだそう。

太くて立派なのに、筋が過ぎず硬過ぎない、ちょうど良い頃合い。

丈が短めで、茎が赤いのです。
赤い茎も、ひと皮向けばきれいな翡翠色に。

"愛知早生"よりも歯応えがあり、大地の力強さが感じられる気がします。

大好きな"ふき"、いろいろ。

目にする度に試して、その個性を楽しんでいます。

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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