日本の牡蠣、堪能しました。

イギリスはウィッタブルやコンウォールのoyster 、フランスはイル・ド・レやモン・サン・ミッシェルのhuître ……牡蠣の名産地と言われるだけあって、それぞれに美味しかったのを懐かしく思い出します。

ですがこの度、日本の牡蠣は滋養に満ちたリッチな味わいで、最高に素晴らしかったのだ!と再認識しました。

友人が、お店で提供する為に仕入れたものを特別に分けてくれた市場直送品。握り拳ほどもある大粒を10個、3種の調理法で堪能しました。

生牡蠣は?
万一あたったら仕事に支障が出るからと、よっぽど長い休暇中でなければ生牡蠣を食さない夫(英国王室みたい!笑)に合わせ、我が家では牡蠣は加熱していただく習慣です。

第1弾は牡蠣フライで。
アツアツを頬張りたいのと、ゆっくり味わいたいのとを両立させる為、ひとつずつ衣を付けて揚げては食し、終われば次のひとつを衣付けして揚げる…
白ワインから日本酒へ。お酒の酒類も変えながら、じっくりと堪能しました。

翌日は、写真の昆布蒸しで。
舟形にした昆布に牡蠣をのせ、日本酒をふりかけて蒸すだけのシンプルさ。同じく海のプランクトンを食べて育った昔馴染みの昆布に出会い、牡蠣が最高のパフォーマンスを見せてくれる…そんな感想です。
半端ない旨味の凝縮感に、あっぱれ!

そして最後は、ヨーロッパでよく食した調理法で。
と言っても、薄く粉をはたいてバターで両面を焼き付けるだけのポワレです。
焼き過ぎは禁物ですが、ぷっくり感を最大限に引き出すところまで待って火を止めなくてはなりません。
全神経を集中させ、呼吸を忘れるほどでした。

というわけで、最高の瞬間を逃してはならない類いのものは写真ナシということになりますが、悪しからず。お味を想像してくださいね。

グリコーゲンもタウリンもミネラルもたっぷり。
免疫力をあげていきましょう!

料理サロン Ku-La Kamakura

長谷観音さんにほど近い、不定期開催の料理教室 ロンドンに5年、ルクセンブルクに3年と、かれこれ8年間のヨーロッパ暮らし。現地で得た食材やワイン、料理に関する知識と体験を交え、心を豊かにする美味しい情報をシェアしたいと思います。

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